上智大学

上智大学文学部新聞学科・学科試問(小論文)の直前対策と過去問解説

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上智大学文学部新聞学科の学科試問(小論文)入試問題の「傾向と直前対策ポイント」を解説しています。上智大学文学部新聞学科を目指す方には最後の追い込みに、ぜひ参考にしていただければと思います。

新聞学科は、1~4年次まで四谷キャンパスです。学部の一般入試は「外国語+国語+日本史か世界史から1科目の選択+学科試問(小論文)」の4科目です。

前者の三科目が1次試験となり、一定得点に達した受験生のみ「学科試問(小論文)」の採点をして、1次選考の得点に加算して最終選考を行うという形になっています。

これまでの文学部新聞学科の学科試問(小論文)の出題の特色をまとめました。

小論文試験の概要

上智大学文学部哲学科の学科試問(小論文)の対策について解説します。

配点と時間

小論文:100点(全科目450点)
試験時間:60分

配点はやや高めです。

出題方針

「メディア/ジャーナリズムに関する試問」

出題傾向

上智大学文学部新聞学科の学科試問(小論文)の問題形式は近年の動向では下記のような特徴があります。

出題のテーマは「メディア/ジャーナリズム」

他学科の出題と大きくことなり、テーマだけが示される形式になっています。

形式は近年変わらない

テーマに対して1000字程度の作文を書くという指示は近年変わっていません。出題意図および採点のポイントとして公表されている内容も近年は変わっていません。

出題意図および採点のポイント

以下のように大学側は公表しています。

ジャーナリズムやメディアについて学習・研究する上で必要となる文章作成能力を評定するための問いである。
与えられたテーマについて、所定の字数の中で小論文を作成させる問題であり、アイデア点(テーマを独自の視点
で料理できているか)、技術点(誤字脱字が無く、改行等作文の作法に適っているか)、論理性(文章の流れに無理
や矛盾がないか)という3つの観点から評価を行う。

1、アイデア点(テーマを独自の視点で料理できているか)
2、技術点(誤字脱字が無く、改行等作文の作法に適っているか)
3、論理性(文章の流れに無理や矛盾がないか)
という3つの観点が示されていますので、強く意識しましょう。

テーマだけが示されていますので、小論文としては、テーマが示された意図をくみ取り、自分自身で構成を検討せねばならない点で難易度は高く感じられるでしょう。

過去問

過去の出題テーマ

上智大学文学部新聞学科の学科試問(小論文)の過去の出題テーマです。

2020年 過去問

リーダーシップ

2019年 過去問

権威

2018年 過去問

記録

2017年 過去問

投票

2016年 過去問

正論

2015年 過去問

リアル

2014年 過去問

裏づけ

2013年 過去問

ソーシャル

2012年 過去問

ネット世論

2011年 過去問

強者

 小論文試験の対策

直前対策

では上智大学文学部新聞学科の小論文の対策としては、どのような対策が必要でしょうか。

1、「現代社会」・「政治・経済」教科書レベルの基礎知識以上のものを

文学部新聞学科の小論文では、教科書のレベルは最低限必要なものです。課題文が与えられる形式でないので、なおさら基本的な知識、正確な知識が求められます。

2、当年度の時事問題をおさらいしておく

過去問を通して見てみると、それぞれその年のあるニュースを意識していることがうかがえます。例えば、2018年でいえば「記録」がテーマになっていますが、ちょうどこのころ学校法人「森友学園」との国有地取引に関する財務省の決裁文書改ざん問題が毎日のように取り上げられていました。このことが念頭になければ、ピントの外れた解答になってしまいます。

3、小論文に適した文章の書き方を練習しておく

出題意図および採点のポイントにある通り、文章の技術が3つのうちの1つを占めています。正確な言葉づかい、文章表現が求められます。あらためて以下のことを意識するようにして準備しましょう。
・「である体」「常体」の文章を書く練習
・「私は」「と思う」「と考える」を使わずに文章を書く練習
・どのくらいの字数をどのくらいの時間で書けるかの練習
「です」「ます」の助動詞を省いて、書き言葉に適した言い回しに慣れましょう。「私は」「と思う」「と考える」を使わないで文章を書き、客観的な分析や主張を行えるように準備しておきましょう。試験の時に、必ずしも使ってはいけないわけではありません。
「どのくらいの字数をどのくらいの時間で書けるかの練習」はできれば、過去問を解くか、解答例を一度読んで自分で再構成してみるのがよいです。

4、採点者を意識した解答の方法を心がけておく

小論文といえど、ポイントに応じて点数を付けるテストです。配点のポイントを一つ一つ明確に押さえていることをアピールできるようにしましょう。
技術の点もそうですが、アイデア点が第1に挙げられていますので、オリジナリティがあるかどうかは書きだす前によく検討しましょう。
論理性については、きちんと下書きをしてから書くことで最初の主張と矛盾がないかきちんとチェックしましょう。

4、大学サイトをチェック

学部の情報もウェブサイトもありますので、ぜひチェックしておきましょう。どんな人材が求められ、どのような知識と能力が問われるかが見えてきます。

以下は上智大学文学部新聞学科の「アドミッションポリシー」です。

【新聞学科】

本学科では、以下のような学生を受け入れます。
1)情報化が進む現代社会において、ジャーナリズムやメディア・コミュニケーションの諸領域に積極的な関心を持ち、それを深く学び、考える意欲がある。
2)現代社会に対する問題関心を突き詰める姿勢と、それらの問題について批判的に検証する論理的な思考力、判断力がある。
3)自らの問題関心に基づいた調査研究の成果を表現する能力、説明する対話力がある。

出典:http://www.sophia.ac.jp/jpn/program/UG_policy/admission_policy_UG/admission_policy_Humanities

また、大学のサイトやその他のサイトから、研究分野で特に力を入れていることや教授などの関係者が関わっている最新の話題などをチェックしておきましょう。

残り短い期間ですが、小論文の入試で合格する人はこの時期になっても特に対策など何もしていない人が多いのです。しかし、対策はこの記事を読むだけでもすでに半分は解決していると言えるかもしれません。

高校2年生以下からの対策

先述した通り、まずは現代社会や政治・経済の教科書の内容を押さえ、日ごろから時事問題について議論することです。そこから興味をもった内容に関しては、関連書籍を見つけ、積極的に読んでみましょう。読みながら、自分ならどう考えるか、どんな意見をもっているかを友人や家族と話し合う習慣をつけましょう。

小論塾での対策は

上智大学文学部新聞学科の過去問や練習問題の問題演習を中心に、弱点を見つけて、そのポイントを重点的に指導します。また、練習問題は近年の哲学トピックスを中心に的確な予想テーマの問題を使用します。

高校の教科書の内容の中でも、特に必要な現代社会の知識や考え方について重点を絞って解説し、問題演習を通じて定着させます。

記述問題の添削を通じて時間内に書きあげ、内容・形式ともに正解の答案を作成できるように指導します。

おすすめのコース

上智大学文学部新聞学科の小論文(学科試問)の直前対策は、通塾コースでは4回120分コースをお勧めします。今からの対策が重要です。逆転合格を目指しましょう。

お気軽にお問い合わせください。