小論文の書き方

読点(、)はどこに打つのがよいか?覚えておきたい6つのパターン

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作文・小論文で意外に悩むのが読点(、)の打ち方です。実際、小・中学校でも読点の打ち方をじっくりと習うことがありません。読点はどのように打てばよいのでしょうか。6つのパターンで押さえておきましょう。

読点の打ち方には厳格なルールは存在しません。しかし、論文や新聞などで用いられる一定の目安はあります。小論文で用いる書き言葉では、読点の打ち方の6つのパターンを押さえておきましょう。

1、主語を分かりやすくするとき

長い主語や、述語との間に修飾語がある場合に主語を分かりやすくします。

  • 健康で文化的な最低限度の生活は、憲法で保障されている。
  • 品種改良は、暖かい地域を原産地とする米の栽培を可能にした。

2、意味のまとまりを表すとき

修飾関係が紛らわしいとき、並列の関係が紛らわしいとき、ひらがなや漢字ばかりが続くときに分かりやすくします。

(修飾関係が紛らわしいとき)

  • 警察官は、血まみれになって走る泥棒を追いかけた。
  • 警察官は血まみれなって、走る泥棒を追いかけた。

(並列の関係が紛らわしいとき)

  • 法律や、裁判所の判例は法規範としての効力を持つ。

(ひらがなや漢字ばかりが続くとき)

  • まつりでの、はなばなしい活躍。
  • 毎日、朝刊のテレビ欄に目を通す。

3、文の切れ目

文の節の切れ目(~と、~た結果、~(連用形)し…など)の後につけて、分かりやすくします。

  • 厚生労働省の調査によると、日本の人口減少の傾向が続いている。
  • 法律が制定された結果、問題点が解決した。

4、文中の挿入句を表すとき

文の意味を補うために、文の途中に入れる語句を表します。

  • このような事例は、日本国内で観測されている限りでは、これまでに見られたことがない。

5、接続詞などの後

接続詞(しかし、ゆえに、また…など)の後、接続助詞(ば・が…など)の後につけて、読みやすくします。

  • しかし、結果は分からない。
  • ゆえに、この数式が成り立つ。

6、事柄を並列するとき

名詞などの事柄や、動詞、形容詞、副詞などを並列するとき

  • 入学、卒業は大切な節目だ。
  • 強く、高くジャンプする。

この他にも、話し言葉の文章を書いたり、引用したりする場合には、他のパターンもあります。
感動詞の後、会話文のかぎかっこの前、倒置法によって主語、述語、修飾語の位置関係が変わった時などにも読点を打ちます。

  • やあ、お元気ですか。
  • 受話器の先から、「オレだよ」と名乗る声が聞こえる。
  • 食べてはダメです、絶対に。

読点の打ち方にはルールがないとはいえ、文章を分かりやすく、読みやすくするための働きがあります。読む人の立場に立って、読点の打ち方が適切か読み返しながら、書いていくのがよいでしょう。

読点の打ち方は、やはり慣れが必要です。問題演習や添削を通して、練習しながら覚えていきましょう。

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