小論塾では通信教育ではなく通塾コースを設け、教室での受講をおススメしています。
小論塾が通塾をおススメする理由
その理由は、生徒にとって直接口頭で指導を受ける方が効果が高いからです。もちろん、通信教育が効率的な場合もあります。
しかし、多くの家庭では通信教育の教材に手を付けずにほったらかしているというもったいないケースも多いのです。
通信教育が向いている生徒・家庭
次のような生徒・家庭は通信教育が向いていますし、費用対効果を考えても通信教育を選ぶべきでしょう。
- 自分で計画を立てて決めたスケジュールで本番と同様の時間で解答を作成することができる。
- 小論文に解答するための知識量が多く、問題文を読んですぐに解答の構成を思い浮かべることができる。
- 添削の内容に従って自分で問題をやり直すことができる。
- 家庭内で解答を記入するための十分なスペースと集中できる環境がある。
一方、そうでない生徒もいます。
教室での指導が向いている生徒
次のような場合は通信教育では成果は見込めません。教室での指導を選ぶべきでしょう。
何を解答したら良いのか分からない
自分で解答がかけなければ、そもそも指導を受けることができません。教室で解答する場合は、つまづいている場合は講師が書き始めまでの様々な方法を指導します。
志望理由書も素材の洗い出しから指導します。
小論文に適した文の書き方が分からない
通信教育の場合、初歩的な文章の書き方を指導するのにはあまり向きません。原稿用紙の記入方法、敬体と常体の違い、書き言葉の表現などは、解答が出来上がってから指導するのではなく、書いているその場で指導するのが効率的です。
直前対策の場合、スケジュールを把握しながらどの程度、基礎的な文章表現を指導するかを考慮しなければなりません、一刻も早く内容に関する指導に移る方が効果的です。
小論塾での指導のポイントは
書き始めまで丁寧にアドバイスします
見当違いの解答を書き始めてから最後に添削するのは生徒にとっても講師に取っても時間のムダになります。ある程度、基礎ができるまでは書き始めるまではヒントを与えて、書きやすい型に誘導します。生徒の得意な分野を聞き出して、それにあった論点をアドバイスしたりします。
形式的な問題はその場で指摘します
原稿用紙の記入方法、敬体と常体の違い、書き言葉の表現はその場で指摘します。書き終わったあとで些細な点を指摘するのは、そちらに気を取られて内容について十分に考慮することができなくなります。生徒にとってもモチベーションが下がるものです。
書き終わったら即添削・即指導
解答用紙を預かることはせずにその場で即添削・即指導します。間を空けると生徒も議論の中身を思いだせなくなりますし、添削した答案を後日渡すというのでは結局は通信教育と同じような結果になってしまいます。論点についての様々な議論が頭の中にある間に、生徒と講師で話し合いながら再考することが、次回以降のより良い解答につながります。
講義するのは質問ができるようになってから
予備校などにありがちな指導は小論文の授業でも一斉方式の講義から入ることですが、小論文の場合には生徒の状況も様々で、生徒にあった指導が求められます。特に、生徒と講師で会話が成り立っていない段階でインプットをさせようとしても全く定着しません。講師が生徒に一方的に講義するスタイルは、ある程度講師が生徒の状況を把握し、会話が成り立つようになってからがよいのです。インプット型の学習よりもアウトプット型の学習から入ります。
最も効率がよいのは通塾による指導です
小論塾では有名予備校の講師が指導を担当しています。大手の予備校での指導は専門の小論文講師が少ないのが現状で現代文や社会科の講師が兼務することが多く指導方法がまちまちになることも多いのです。じっくり、答案を見合って形式面での指導ではなく、小論文のテーマの中身で生徒と講師で議論できるようになることが成長につながります。
地理的な制約はありますが、通塾が可能ならば、ぜひ通塾を検討してみてください。