小論文の書き方

慶應義塾大学商学部論文テスト(小論文)の直前対策と過去問解説

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慶應義塾大学商学部の小論文は論文テストという科目名で課されます。短い記述式・論述式の問題やマークシートに記入する選択式の問題が出題され、他の学部の小論文と比べて傾向が大きく異なっています。また、数学の要素のある問題が出題されるのが特徴ですが、レベルとしては、「場合の数」「確率」などの初歩的なものが多いため、見た目ほど難しくはありません。

小論文試験の概要

慶應大学商学部の論文テスト(小論文)の対策について解説します。

配点と時間

小論文:配点100点(全科目合計400点)
試験時間:70分

出題傾向

近年は大問2つという形式になっています。大問1が読解問題、大問2が計算を含む問題です。大問1、2ともにマークシートによる選択式の問題と短い記述式の問題が出題されます。読解というよりも、一般常識など知識が必要になる問題があるのが特徴です。過去には名言などの語句を問うのみの大問が出題されたこともあります。

大問1 読解問題

語句の穴埋めでは、読解によって解答するもの、知識によって解答するもののいずれもが出題されます。現代文の問題だと思っても差し支えありません。文章の並べ替えなども出題されたことがあります。また、後半には2~3問の記述式が出題され、読解によって語句の意味を答えるもの、知識やアイデアを問う論述が求められるものが出題されます。

大問2 計算を含む問題

語句の穴埋めなどが選択式で出題されます。計算問題はマーク式での解答です。これまでにはグラフに記入させる解答方式もありました。後半では、データなどについて分析させたり、考察させたりする論述式の問題が出題されます。

過去問

過去の出題テーマと出典

過去の大問ごとの出題テーマと出典です。出典の書籍のリンクも掲載します。

2016年 過去問

「レポートを書くということ」「ネット広告」

2015年 過去問

「期待値と意思決定」「平均余命」「命題と論証」

 

2014年 過去問

「浪費と消費」「天然資源をめぐる経済戦略」

2013年 過去問

「インセンティブ」「マグリブ貿易商の歴史制度分析」
 

2012年 過去問

「企業の社会的責任論」「渋滞学」

 

小論文試験の対策

直前対策

計算問題は過去問を見ると、大学入学以降に扱う難しいレベルと感じるかもしれませんが、実際には問題分の中で丁寧に解説するという方法を取っています。計算も数学というより算数に近いです。変わった形式の問題だからといって構えることはありません。
読解問題は簡単な現代文の問題と変わりません。

用語の対策

高校の現代社会の教科書を使って、重要用語をチェックしておきましょう。名言など一般常識の問題は、名言集などを準備して特別な対策をするのは効率が悪いのでやめましょう。

読解問題の対策

過去問を解いて、時間内で本文を読み、思いついた答えを決められた字数で書く練習をしておきましょう。また、記述式では、設問の形式にあった答えができるようにしましょう。例えば、「○○とはどのようなことか。」という設問に対しては「~こと。」、「○○の理由を答えなさい。」という設問に対しては「~から。」のように書きます。

計算問題の対策

高校の現代社会の教科書を使って、計算が必要な単元に関して、復習しておきましょう。例えば、需要曲線・供給曲線、信用創造、三面等価など。
また高校1年で習う数学の「順列と組み合わせ」、「確率」、「集合・論理」などはよく復習しておきましょう。

高校2年生以下からの対策

こうした出典の書籍に関係する本を読んで、慣れておくとよいでしょう。数学、地歴・公民の科目もしっかりと学習しましょう。

小論塾での対策は

過去問や練習問題の問題演習を中心に、弱点を見つけて、そのポイントを重点的に指導します。また、練習問題は近年のトピックスを中心に的確な予想テーマの問題を使用します。

高校の教科書の内容の中でも、特に必要な政治経済・現代社会の知識や考え方について重点を絞って解説し、問題演習を通じて定着させます。

記述問題の添削を通じて時間内に書きあげ、内容・形式ともに正解の答案を作成できるように指導します。

おすすめのコース

慶應大学商学部の小論文の直前対策は、通塾コースでは6回120分コースをお勧めします。今からの対策が重要です。逆転合格を目指しましょう。

お気軽にお問い合わせください。

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